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アンチエイジングに肝臓ケア?!

肝臓は、多機能な臓器で、その機能は数百に及ぶといわれています。
よく知られているところでは、糖分や脂分、タンパク質などを体が利用できる物質に変えることや体内に入ってきた有毒物質を解毒する作用などがあります。
このような肝臓の機能の一つにアルブミンという物質を作り出せることがあげられます。

アルブミンは、卵の白身に入っているある種のタンパク質と同じものです。
肝臓で作られたアルブミンは、血液の中に出ていきます。
血液中のアルブミンは体の中をめぐって、様々な組織にアミノ酸を運ぶ役割をしていますので、これによって組織の再生ができるようになります。

また、酸化物質などを取り込むこともできますので、機能の一つとして抗酸化作用もあります。
その他にもアルブミンの機能はありますが、アンチエイジングに関係しているものは、この2つの機能が大きいでしょう。
アルブミンの機能が現れるところでは、肌(皮膚)の例が一番わかり易いでしょう。

アルブミンは、の再生のためにその細胞にアミノ酸を運ぶことができますし、そこで出来た老廃物を取り込んで持ち去ることも同時に行います。
また、細胞を傷つける活性酸素などがありますと、それを取り込んで、その作用をなくする抗酸化作用もあります。
この2つは、まさしくアンチエイジングにとっては大切なものです。

アンチエイジングは肌だけの問題ではありませんが、アルブミンは、血液に乗って体中をめぐりますので、肌以外の組織にも同様のことを行います。
このように肝臓はアンチエイジングにとって重要な臓器ですから、あまり負担をかけては老化が進む原因となります。
肝臓にとって悪いことの一つに深酒があります。

大量のアルコールを摂取しますと、肝臓はアルコールを分解するために寝ている間でも働き続けますので、その負担はかなり大きくなります。
薬物摂取やウィルス感染を除きますとアルコールが肝臓を傷める原因としては多いことが知られています。
アルコールは適度に摂りますとアンチエイジングにも効果的ですから、ほどほどにしたいものです。